外資系の人事評価 ズバリ成果主義
「外資系は成果主義ですか?」と聞かれたら、答えは「Yes」です。努力はした、惜しいところだった、あと一歩及ばず、といった状況や、プロセスそのものは評価されない世界です。
目標達成したかどうかだけ
与えられた目標を達成したかどうか、まずはそれしか見られません。もし目標を達成していれば、どの程度上回ったのかが次に見られるポイントです。
そして残念ながら目標を達成していなければ、良い評価が付きません。
基本は三段階評価
私の勤務先の場合、基本的には三段階評価です。
- 良い 目標を大幅に達成した
- 普通 目標を達成した
- 悪い 目標を未達成だった
優・良・可のように、どの区分もそれなりに評価される前提ではなく、良い・普通・悪いなので、目標を達成していなければ、問答無用でハッキリ「悪い」と評価されます。
反対に、目標を達成してもあくまで普通なのです。目標はやって当たり前の文化が、人事評価の基準にも表れています。
プロセスは評価されない
結果に繋がらなかったプロセスが評価されることはありません。例えば、毎日飛び込み営業を何件もこなし、何十枚もの名刺をもらっても、売上に繋がらなければ何の意味もありません。
プロセス(過程)を見てほしい…という気持ちもありますが、もちろんプロセスも見てもらえますし、褒めるべきことは褒めてもらえますが、それが人事評価に繋がるかどうかは、全く別の問題です。
プロセスが評価されるケース
但し、プロセスが評価されるべきケースもあります。例えば、新卒入社やキャリアチェンジで新しいことにチャレンジしている社員です。
こういった人がいきなり成果を求められるのは流石に酷なのでしょう。ある程度仕事を覚えるまで(と言っても長くはありませんが)は、基本的な動作を学ぶ意味でもプロセスそのものを目標にして、それを評価してもらえることもあります。
おわり