外資系の英語レベルの真実
外資系社員の英語力はどのくらいでしょうか?
バイリンガルの巣窟、ネイティブ並みのペラペラばかりでしょうか?
実はそれほどでもないのです。
今回は、外資系の英語力の実態を、レベルごとに見てみましょう。
英語ペラペラで怖いものなし
日本語より英語の方が慣れているというレベルが確かに存在します。
幼少期を海外で過ごしたバイリンガル、10年以上の海外勤務経験者、インターナショナルスクール卒業生など。
このレベルとなると、外資系の中でも本当に一握りです。普段の生活でもなかなか目にしないレベルではないでしょうか?
但し、英語力を活かすために外資系に入る人も多いので、もしかすると、日系企業よりは多いかもしれません。
ギリギリでネイティブと渡り合える
専門分野なら大丈夫
自分の専門分野やビジネスであれば、ギリギリでネイティブと渡り合えるレベルです。
恐らく、このレベルが最も多いのではないかと思います。
高校や大学までに学んだレベルよりは高いですし、ビジネスの場を乗り越えているため、側からみればペラペラに見えます。
ところが、専門分野以外の単語や言い回しが分からなかったり、話題が多岐に及んだ場合などには、ついていくのがやっとというレベルです。
側から見るほどペラペラではなく、まだまだ英語には苦労しています。
- 事前に準備したプレゼンができる
- ネイティブに気を使ってもらえば、電話会議ができる
- 日常的な読み書きは問題がなく、ネイティブとメールや、チャットでのタイムリーなやりとりができる
- 専門分野であれば通訳ができる
- 子ども向け映画であれば字幕なしでほぼ理解できる
- 海外旅行においての基本的な会話は全く問題なくできる
オールジャンルOK
専門分野以外の雑談や食事の場でも一通りの会話を繰り広げることができるレベルです。
このレベルでは、ノンネイティブではあるものの、ほぼ全ての話題を話すことができるため、ネイティブのウケも非常に良く、どんな環境にも臆せず入っていけます。
日頃の英語学習の努力に加えて、最低でも1年以上の海外滞在歴がないと達せられないレベルという印象です。
- 複数のネイティブが繰り広げる会話を理解できる
- 英国、米国以外、例えば、シンガポールや香港などの英語のリスニングができる
- 仕事以外の話題、例えば、食事会での幅広な話題への参加ができる
- BBCやCNNなどのニュース、子ども向け以外の映画を字幕なしで理解できる
まったく話せない
英語に興味がなく、仕事でも全く使わないレベルです。
外資系と言えども、日本人同士で完結するビジネスもたくさんあります。その中で仕事をするのであれば、英語は一切不要です。
外資系だからといって、必ずしも全員が全員、英語を話せるわけではありません。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
外資系の社員も全員が英語を話せるわけではなく、いくつかのレベルが混在しています。必ずしも、外資系イコール英語ペラペラではないのです。