外資系に転職した理由
外資系の世界に果敢に挑んだと言いたいところですが、実は選んだ会社がたまたま外資系だったというのがホントのところです。
選ぶ際にはかなり迷い、慎重に慎重を重ねて決断しました。
そもそも転職のキッカケは?
新卒で一部上場企業に入社し、ずっと何となく勤めていました。
バリバリの実績があるわけでもなく、成績も真ん中あたり、全くもって普通のサラリーマンになっている自分に気付きました。
30代を迎える頃に自分を見つめ直し、将来を考えたときに、これからも何となく勤めて、会社人生が終わってしまう思い、少しでも視野を広げ、新しい人生を切り拓こうと、転職を考えました。
外資系との出会い
右も左も分からなかったため、転職エージェントで情報収集を始めました。
他業界へチャレンジも考えましたが、これまでの経験を活かして、30代のスタートを切りたいと思い、同業に限定して候補をピックアップ。
このとき、日系企業や一部上場などに絞らなかったことで、たまたまグッとくる会社を見つけました。
- 理念がハッキリしている(顧客重視)
- ビジネスが成長している
- 同業他社なので経験がすぐに活かせる
様々な理由から顧客を後回しにしてしまった経験もあり、顧客本位というシンプルな理念、ビジネスが成長していて熱気が伝わってくる点、そして、これまでの経験を活かせることなどに惹かれました。
財務状況も、業界内では、やや高めの利益率にも見えます。
また、得意としている分野は、ややニッチであるものの、ほぼ確実に成長が見込める分野です。
とはいえ、曲がりなりにも一部上場企業に勤めてきた私としては、規模の小さな、しかも外資系という点に大きな不安がありました。
外資系への漠然とした不安
ニッチなマーケットを主戦場としているため、マーケットが縮小した場合のリスクや、会社が小さいため、ビジネスに失敗すれば、すぐにでも日本から撤退するリスクもあります。
働く身からしても、福利厚生は少なく、住宅手当や教育制度もほとんどなさそうです。
何より英語ができませんし、外国の方と仕事をしたこともありません。
募集要項では英語不要とありましたが、ある日突然、外国人上司がやってくるかもしれません。
何より外資系という得体の知れない世界そのものに漠然とした不安がありました。
決断
情報収集をするうちに、ラッキーなことに、その会社に知り合いがいることがわかりました。
どうにかその知り合いと接触する機会を得ることができ、会社内部の実態をリサーチすることができました。
福利厚生や給料、社風、人間関係、労働環境など、思いつくことは、ほとんど全て尋ねました。
大きな不安要素である英語も、普段は使う機会が全くなく、いざとなれば、そのときに勉強すれば何とかなりそうです。
一方で、撤退リスクなどは、どうしても拭えません。
しかし、当時はギリギリでまだ20代。
不安が完全に払拭できたわけではありませんが、万が一、失敗しても人生まだまだチャンスがあると思い、外資系への門を叩いたのでした。
あわせて読みたい