外資系にもいた 使えないマネージャー7つの特徴
名ばかり管理職、上下からの板挟みなど、何かと話題になる中間管理職ですが、この春から新たにマネージャーになる方もいると思います。
今回は、期待に胸膨らませる、新人マネージャーの方に、使えないマネージャーにありがちな特徴をシェアしたいと思います。
誰もが陥りがちな特徴ですが、皆さんはこうならないようにして、信頼を勝ち取りましょう。
① 労務管理ができない
管理職は、労務に関する法律や会社のルールを知っておきましょう。
三六協定どころか労使協定そのものを理解していない、就業規則や勤怠管理ルールを知らないマネージャーは、もはやマネージャーのフィールドに立ってはいけないレベルです。
こんな上司の下で働くと、部下は知らない間に法令違反やルール違反を犯してしまうかもしれません。
会社にとっても、労働監督基準署の指導を受けるかもしれないというリスクを抱えていることになります。
② チームワークを理解していない
組織はチームプレーであることを理解しましょう。
管理職はチームの監督ですから、メンバー個人のパフォーマンスを最大限に発揮させることはもちろんですが、それ以上に、チーム全体の成果の最適化が求められます。
メンバーが10人なら10人分の成果が出るのは当たり前で、それを超える結果を残すのがマネージャーの仕事です。
③ 部下を生贄にする
何かあったときに、部下を差し出すのはやめましょう。
失敗が起きたときに、問題の捉え方で、対応が大きく変わります。
- ミスを起こした担当者の問題
- ミスを防げなかったガバナンスの問題
ガバナンスの視点が欠けたマネージャーだと、担当者の問題だと決めつけてしまい、部下に責任を押し付けることになります。
④ 情報を下ろさない
会社の情報は、正確に部下に伝えましょう。
私は管理部門にいますが、現場の担当者と話すと、担当者間の情報格差をはっきりと感じます。
当人の感度が鈍い場合もありますが、管理者が正しく情報を下ろしていない場合が多いです。
マネージャーは、情報をフィルターにかける必要はありますが、フィルターをかけすぎて大事な点を伝えられないのであれば、そんなフィルターはない方がよっぽどマシです。
⑤ 自分の言葉で伝えられない
トップダウンの施策も、自分の言葉で伝えましょう。
社員の反発が予想される施策を伝える際に、
- 大事なことはリーダーから説明してくれ!
- 会社施策だからトップから話すべきだ!
などと言うマネージャーがいます。
会社には、若手が多いチームや、外国人が多いチームなど、様々な個性を持ったチームが存在しますので、チームの個性に合わせて、施策を噛み砕いて伝えて、実行するのがマネージャーの役割です。
その役割を放棄するのであれば、もはや存在意義はありません。
⑥ 評価基準が曖昧
定量的な評価をしっかり行いましょう。
定量ではなく、定性的な評価に偏り過ぎた管理職がいます。
成果主義の外資系では、まず最初に定量的な評価を前提とし、その上で、訂正的な要素を加味します。
評価基準に一貫性がなく、気分や好き嫌いだけで評価していると思われるマネージャーすらいます。
⑦ 自分の価値観だけで動く
自分の価値観にこだわりすぎるのはやめましょう。
会社方針ではなく、自分の価値観にこだわるマネージャーがいます。
信念やこだわりを持っていると言えば、聞こえはいいですが、単に会社とはズレているだけです。
会社方針は、時代に合わせて、常に変化しています。
変化についてこれず、自分の価値観に固執するマネージャーは、時代遅れと言えるでしょう。
まとめ
今回は、使えないマネージャーの特徴を見てみました。
全てできて当たり前のことだと思いますが、実際にこのようなマネージャーはたくさんいます。
これから管理職になる方も、担当者のときと同じやり方をしていては、知らないうちに、使えない管理職なってしまうかもしれません。
今回の記事を反面教師にして、立派なマネージャーになれるように業務に邁進しましょう。