外資系が在宅ワークに強い3つの理由
緊急事態宣言が発令されて、オフィスワーカーに在宅勤務が求められる中、実際には在宅勤務が進んでいないとの報道を見かけます。
外資系ではなぜこのようなことが可能なのでしょうか?
① リスクマネジメントの徹底
「もし」に備える
外資系では、リスクマネジメントの基本が徹底されています。
- リスクの特定
- 課題の洗い出し
- 対策の検討
もし、あなたが倒れたら、お客様に迷惑はかけないでしょうか?会社のビジネスは継続できますか?誰が家族の面倒を見るのでしょうか?
外資系はこれらの「もし」に備えています。
コロナ第二波は、来ないことを願いつつ、それでもやっぱり来ると思っていた波。
第一波から学び、リモートワークのツールや社員のコミュニケーション、必要なコストなど、全てを洗い出して、対応をシュミレーションしています。
大切にしたい人たち
外資系では、常に大切にしている人たちがいます。
- お客様
- 従業員とその家族
- 地域社会
危機的な状況でも、お客様に安定的にサービスを提供する、そして、そのために従業員とそれを支える家族の安全を確保します。
また、世界の様々な国や地域で事業展開する責任として、地域社会のことも考えます。
- 社員が感染して、その家族が不幸な思いをしてしまったら?
- 近くの飲食店で感染を広げてしまったら?
- 医療機関に負担をかかてしまったら?
- 日本全体に悪影響を与える一因になってしまったら?
外資系では、こういったことまで考えて、リスクマネジメントをしています。
② リモートワークに慣れている
頻繁にあるリモートミーティング
外資系の社員は普段から海外とのやりとりが多く、頻繁にビデオや電話で会議をするので、そもそもリモートでのコミュニケーションに慣れています。
ビデオの向こうにずらっと並ぶ世界各国の同僚たちと、ときには和気あいあいと、ときにはけんけんがくがくと議論を交わしていますから、リモートワークはその延長に過ぎません。
工夫を続ける
もちろん期間が長くなれば、勝手が違うこともあります。
確かに周りにちょっとした相談をすることや、廊下などで雑談に花を咲かせるといったことはできなくなりましたが、変わりにチャットやメールのやりとりが増えましたし、電話での雑談も増えたかもしれません。
変化する環境に対応するために、工夫を重ねています。
③ 絶対的に結果主義
結果にコミット
外資系では仕事のプロセスではなく、結果が求められます。
仕事しているかの判断基準は、あくまで成果です。
- OK 「今日どんな成果があったか?」
- NG 「今日何をやっていたか?」
日頃から、与えられた環境下で、最大限の成果を残すことが社員に求められていますから、会社としては、きちんとした成果を得ることができます。
効率性を重視
ネットなどでは、部下が何をやっているか分からない、管理できないなどとの意見も見かけますが、結果さえ出せれば、外資系ではそのようなことはほとんど気にしません。
むしろ、好きな音楽を聴きながらの方が捗るかもしれませんし、ときには長めの休憩を取って集中力を高める方が、効率的かもしれません。
型にはまったプロセスではなく、効率的に結果を残すことを重視します。