TOKU’S BLOG

外資系ビジネスパーソンのよもやま話し

セクハラ即解雇 外資系は被害者を守ります

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当たり前ですが、セクハラをしてはいけません。

これだけ世間でセクハラはダメだと言われているにも関わらず、セクハラで泣き寝入りしている方も大勢いるとの話しを聞きます。

もし、被害に遭っていれば、あなたの会社の然るべき窓口に勇気を持って通報しましょう。

あなたの会社が今時のまともな会社であれば、きっと適切に対処してもらえるはずです。

今回は、私が知っている事例をご紹介します。

 

 

あっという間に退職

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突然の出社停止

セクハラの疑いをかけられると、ある日、突然、会社に来なくなります。

これは、バレて気まずいとかそういうものではなく、通報を受けた会社側が調査を行い、場合によっては、会社メールなどの証拠を隠滅されないための処置です。

そして、同時に、会社側が周辺関係者への聞き込みを行います。例えば、セクハラが飲み会の場だったりすれば、同席していた社員へのヒアリングなどです。

この間、どうやって自白を取り付けるのかはわかりませんが、後々、人事処分が下されることを考えると、証拠だけではなく自白も取り付けているのだと思われます。

 

いつの間にかいなくなる

証拠が揃った時点で、正式に退職です。

退職が処分としてなのか、自己都合によるものなのかはわかりません。ただ、一つ言えることは、通常であれば、退職は末日となりますが、こういった件では、可及的速やかに退職させるので月中となるようです。

退職までのプロセスは、全てが秘密裏、かつ速やかに実行されます。

周りも「何か」とあった察すると、変な噂にもなりません。なぜなら、仮にその「何か」がセクハラの場合は、被害者が社内にいるかもしれませんので、社内で噂になると、その方に二次的な被害を与えかねないからです。

セクハラをすると、あっという間に会社人生が終わります。

 

退職にならなくても…

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降格処分

退職に至らずとも、降格などの処分がなされることがあります。

降格の場合は、それがセクハラなのか、それ以外の理由なのか、普段の態度から察することができます。

そして、あっという間にセクハラ野郎というレッテルが貼られ、残りの会社人生を過ごすことになります。

 

セクハラのレッテル

男女を問わず、セクハラをした社員とは誰もが距離を置きたがります。そして、セクハラをした社員に同情する者はいません。もし、同情する社員がいれば、同じ穴の狢です。

業務はやむを得ないとしても、飲みなどは、余程、オフィシャルな場でない限り、女性がいる場に一緒に行くことはないでしょう。なぜなら、セクハラは繰り返されるとの認識があるからです。万が一にも、自分がいる場で、新たな被害者が生まれてしまっては、悔やんでも悔やみきれません。

 

セクハラには勇気を持って対応を!

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さて、いかがでしたでしょうか?今回は、私が見聞きした事例をご紹介しました。

聞くところによると、通報がある事例は、必ずしも、被害者本人からのものではないようです。被害に遭われた方はもちろんですが、それを目撃してしまった方にも、勇気を持って手を上げて欲しいです。

例えば、ひったくりに遭って怪我をした人がいれば、警察と救急車を呼ぶと思います。セクハラの場合も同じです。あなたが、直接、手を差し伸べるのが難しければ、然るべき機関(社内外の通報制度など)に対応を委ねればいいと思います。

女性活躍に関する記事で書いた通り、私は、女性活躍に賛成です。セクハラはこれを妨げる一つの要因だと思っています。この世から、セクハラという犯罪がなくなることを心から願っています。

 

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