クビ!? 外資系での失敗
失敗して上司に怒られたり、気落ちが落ち込んだことはありませんか?
でも失敗は、挑戦している証なのです。外資系では、少しくらいの失敗は全く気にしません。
もちろん、ちょっとやそっとの失敗でクビになることもありません。
失敗を恐れずに、どんどん挑戦しましょう。
今回は、失敗に対する外資系の考え方を、ご紹介したいと思います。
日系企業は失敗が許されない
日系企業では、失敗を繰り返すと出世の道が絶たれていきます。人事からもバツをつけられ、同期からも「これで出世の道は絶たれたな…」などと陰口を叩かれ、社内評判も落ちていく…。
いわゆる競争社会。しかも、減点方式。
競走を勝ち抜いた社員は、もちろん優秀ですが、果たして全員が本当に優秀でしょうか?中には、責任転嫁や世渡り、ゴマすりが上手いだけだったり、単に失敗を避けてきただけかもしれません。
もし競争を勝ち抜くことが、役員などの経営層になることを意味した場合、全く失敗したことがない完璧な役員と、失敗を繰り返しつつもそれを糧に成長してきた役員と、どちらが魅力的でしょうか?
考え方は色々あると思いますが、日系企業は前者、外資系は後者を重視しているように思います。
失敗経験を武器にする外資系
失敗は挑戦の証
ある外資系エグゼクティブが、「失敗しているのは挑戦している証拠。失敗したことがない人は、挑戦したことがない人だ。」と話していました。同じ話の中で、失敗体験こそが成長をもたらすと力説していました。
自己啓発本などでは、成功体験から成長に繋げようなどと書かれることも多いようですが、成長を考える上では、失敗体験から得るものの方が多いと思います。
成功体験からは、なぜそれが成功したのかは学べません。もしかしたら、たまたま成功しただけかもしれませんし、周りのサポートのおかげかもしれません。
失敗は学びの宝庫
失敗体験であれば、何が失敗要因だったのか真剣に考えますし、その中で考える力もつきます。
例えば、雨で滑って転んだとして、なぜ転んでしまったのか?
靴底のせい?水溜りだった?雨で足元がよく見えなかった?単に運動不足?など考えるべきことは色々あります。
反対に転ばなかった人は、たまたま長靴を履いていたので転ばなかっただけかもしれません。こうなると、長靴を履くということが、転ばないことの成功体験となってしまうので、思考が停止してしまいます。
これからも、ちょっとした小雨で毎回長靴を履くことになりかねません。
外資系では、失敗から学び、新たな武器を手にすることで、成長がもたらされると考えます。
そして、最終的に、成果が出せれば良いのです。
どんどん失敗しよう
そもそも会社勤めのビジネスパーソンの失敗なんて、大したことありません。余程のことでなければ、リカバリーが可能です。
失敗したからといってクビになった人も見たことありません。むしろ、失敗せずに成長が停滞している人の方が、クビのリスクは高いです。
もちろん、お客様や同僚、会社に迷惑をかけてはいけませんが、人間ですので、失敗はどうしても起こります。重要なのは、失敗から学び、未来へ繋げることです。
失敗を糧に、更なる付加価値をお客様や同僚、会社にもたらす方が、結局は社会全体に貢献できます。
成功体験を求めるあまり、失敗を恐れて、何も行動できないことの方が、よっぽど弊害です。
社会全体が、失敗にもっと寛容であるべきだと思います。
ぜひ色々なことにチャレンジして、失敗して欲しいですし、外資系であれば受け入れる土壌はあると思います。