外資系 長時間残業は評価される?
毎日夜遅くまで残業して会社に貢献すれば、評価されて出世もできるのでしょうか?もちろんそんなはずはありません。外資系は徹底的にパフォーマンスにこだわります。
短時間で成果を出せるかどうか
個人のパフォーマンスは、成果をどれだけ短時間で出せるのかに尽きます。
100件の事務処理を1時間でこなす社員と2時間かかる社員、1ヶ月の売上が1,000万円の社員と500万円の社員、どちらが優秀かは明らかです。
残業などせずに短時間でより多くの成果を出せる社員が評価されるのは当然のことです。
コスト意識があれば、なお良い
自分自身の時給はいくらでしょうか?一つの仕事を終えるのにかかったコストはいくらになるでしょうか?このようなことを意識できれば、残業することがいかにムダなことか気づくはずです。
例えば、残業してまで資料の体裁を美しく整えたりすることが、果たして本当に必要でしょうか?特に資料作成は自己満足の世界に陥りやすいので注意が必要です。
目の前の仕事にかかるコストとそれが生み出すベネフィットをよく考えてから残業に臨むのが得策かもしれません。
そうは言っても色々やっている…
後輩の面倒も見ている、雑務的なこともやっているなど、現実的には数字だけで表せられない成果もあると思います。
しかし、プラスαの仕事を引き受けた場合は、通常業務の効率を上げて、新しい業務をこなさなくてはなりません。プラスαの仕事を文字通りそのままプラスするのではなく、もともとの業務の時間内でプラスαまでこなして初めて評価されます。
プラスαの仕事をいかに残業せずに終わらせられるか、まさにパフォーマンスの勝負です。
まとめ
残業は文字通り、残った業務を処理するためのものです。仕事を残すということは、パフォーマンスが悪いことの証明のようなものです。
パフォーマンスにこだわってキッチリ定時に帰ることができれば、外資系ならフェアに評価してもらえるかもしれません。
おわり
外資系の人事評価 ズバリ成果主義
「外資系は成果主義ですか?」と聞かれたら、答えは「Yes」です。努力はした、惜しいところだった、あと一歩及ばず、といった状況や、プロセスそのものは評価されない世界です。
目標達成したかどうかだけ
与えられた目標を達成したかどうか、まずはそれしか見られません。もし目標を達成していれば、どの程度上回ったのかが次に見られるポイントです。
そして残念ながら目標を達成していなければ、良い評価が付きません。
基本は三段階評価
私の勤務先の場合、基本的には三段階評価です。
- 良い 目標を大幅に達成した
- 普通 目標を達成した
- 悪い 目標を未達成だった
優・良・可のように、どの区分もそれなりに評価される前提ではなく、良い・普通・悪いなので、目標を達成していなければ、問答無用でハッキリ「悪い」と評価されます。
反対に、目標を達成してもあくまで普通なのです。目標はやって当たり前の文化が、人事評価の基準にも表れています。
プロセスは評価されない
結果に繋がらなかったプロセスが評価されることはありません。例えば、毎日飛び込み営業を何件もこなし、何十枚もの名刺をもらっても、売上に繋がらなければ何の意味もありません。
プロセス(過程)を見てほしい…という気持ちもありますが、もちろんプロセスも見てもらえますし、褒めるべきことは褒めてもらえますが、それが人事評価に繋がるかどうかは、全く別の問題です。
プロセスが評価されるケース
但し、プロセスが評価されるべきケースもあります。例えば、新卒入社やキャリアチェンジで新しいことにチャレンジしている社員です。
こういった人がいきなり成果を求められるのは流石に酷なのでしょう。ある程度仕事を覚えるまで(と言っても長くはありませんが)は、基本的な動作を学ぶ意味でもプロセスそのものを目標にして、それを評価してもらえることもあります。
おわり
履歴書の顔写真 コレをやったら落ちるかも
書類選考と言えども、やっぱり第一印象は大事です。今回は履歴書の顔写真のNG集をご紹介します。もちろん経歴や経験など中身が最も大事ですが、見た目のインパクトにも気を使ってみてはいかがでしょうか?
画像が暗い
照明の関係でしょうか?全体が暗い写真。人柄まで暗いのでは?と思わせてしまいます。第一印象は明るくが基本です。
無表情
感情ゼロ。顔写真は応募先の企業に与える第一印象です。面接だって無表情で部屋に入りませんよね?
自信なさげ
いかにも今の会社がイヤで転職をしているような写真。写真撮影くらいは自信を持って臨んでください。自己肯定感が低いと思われてしまいます。
自己PRとの不一致
コミュニケーションを大事に親身になってお客様と接してきました…という自己PRなのに、接客経験を本当に持っているの?と思わせるような写真。
だらしない
ネクタイが曲がっている、髪型が整っていないなど、最低限のマナーを守れていない。写真でだらしないということは、普段はもっと酷いと思われるかもしれません。
ナルシスト
なぜか伝わるナルシスト感。見た目の格好良さアピールは要りません。
老けている
お疲れなのでしょうか?年齢は問題ではありませんが、なぜかおじいちゃんやおばあちゃん感が出てしまっている写真。
若作りしすぎ
先程と逆で、画像処理でアンチエイジングしていることがバレバレの写真。年齢相応の若々しさがあれば大丈夫だと思います。
おわり
履歴書の顔写真 加工や修正はアリ?
転職の際の応募書類には何かと気を使うもの。今回は履歴書に関する疑問の一つ、顔写真についてお話しします。
写真加工はアリ?
今どきの新卒入社の方ならこんなことは疑問に思わないかもしれません。しかし、手書きの履歴書に、証明写真機で撮った顔写真を貼っていた世代の方は、少なからず迷うのではないでしょうか。
結論としては、写真の加工や修正は当たり前のように行われていますし、問題ありません。
特に女性においては、感覚的に半数以上はおそらく加工済み写真だと思います。もちろん男性で修正されている方も沢山います。
加工の許容範囲は?
現実的な問題として、ある程度の撮影環境がないと、明るさや色味を調整したベストな1枚を撮ることは難しいです。
ですので、撮影環境の制約で起きてしまった不具合を修正する意味で、顔色を明るくする、健康的な顔色に調整するなどは問題ありません。
但し、問題ないと言ってもやはり限度があると思います。
極端に輪郭が補正されている、肌があまりにも白すぎる、目が不自然な程に大きいなどの修正は、それ自体を理由に不採用とすることはありませんが、見ていて気持ちの良いものではありません。
以前、写真と本人の目の大きさがあまりにも違ってビックリしたことがありますが、そこまでの修正は不要でしょうし、面接官に変な印象を与えてしまうかもしれません。
加工しなければいいのか?
では、加工や修正をしなければいいのかと言うとそうでもありません。
顔が暗すぎたり不健康に見えてしまうのであれば、明るさや色味を調整することで、より本当の自分らしさを表現することも必要です。
第一印象は大事ですから、最低限の修正加工は、ある意味では身だしなみとも言えるかもしれません。
そもそも顔写真は必要なのか?
応募先の企業が必須としていなければ、顔写真無しで臨んでも問題ありません。転職エージェントを通じた応募でも、顔写真が無いことは結構ありますので、エージェントも特に重要視していないようです。
時間の都合でどうしても理想的な写真用意できなければ、あえて写真なしで応募するのも手かもしれません。
ちなみに、私は顔写真が無いことを理由に不採用としたことは一度もありません。
顔写真が効果的な場合も
但し、顔写真か効果的に働く場合もあります。これまでの経歴や経験に相応しい人物像を写真で表現できれば、より採用担当者に訴えることができます。
結局は採用担当者が会いたいと思うかが重要ですから、明るい笑顔で人当たりの良い表情であれば、きっとプラスに働くはずです。
まとめ
顔写真の加工や修正は問題ありません。自分自身を表現するベストな1枚を用意して、書類選考に臨んでみてはいかがでしょうか?
おわり
外資系のメール術 即レスが基本
外資系のメールは、即レスが基本です。
メールのスピードはその人の仕事のスピードを端的に表しているとも言えそうです。
メールの速さ=仕事の速さ
メールを書く手順は、たったの2つだけです。
- 文章を考える
- 文章を書く
今どきは誰でもブラインドタッチはできるので、②は問題ないと思います。
従って、メールが遅い人は①文章を考えるのが遅い、ともすれば普段の仕事も遅い人と言えそうです。
実際にどれくらい速いのか?
10分考えて中途半端なメールを送るくらいなら、1分で考えたメールを10分以内に数回やり取りするようなイメージです。
1通に10分もかけてしまうと、メール本来の目的を達成するために、数回のやり取りをして、結果的に1時間近く経ってしまった…などということも起こりかねません。その間は相当な時間のロスです。
ちょっとした要件ならできるだけ時間をかけないのが基本です。うまく相手とのリズムを作ってとにかく短時間で一連のやり取りを終わらせたいところです。
相手を待たせない
プレゼン中や接客中など、どうしても返せない場合もありますが、それでもせいぜい1時間程度だと思います。
対面や電話なら返事を待ってる相手を1時間も待たせたりはしません。メールでも同じ考え方で臨むべきです。
従って、届いた瞬間に返信するのが基本ですが、どんなに遅くても1時間以内には、何らかの反応をするのがマナーです。
まとめ
メールで相手を待たせて、不快な思いをさせないようにするためにも、メールの即レスを心がけてみてはいかがでしょうか?
外資系のメール術 たったのこれだけ
外資系のメール術のポイントはたったのこれだけです。まさに今回のブログと一緒です。
- 早く
- 短く
- 正確に
十分伝わりますよね?
グローバル企業スタバに学ぶ 外資系の企業理念
転職で会社を選ぶとき、何を基準にしていますか?業種や社風、給料など色々あると思います。
外資系に転職する際は、企業理念を必ずチェックしましょう。
どんなに会社の財務状況が良くても、規模が大きくても、企業理念に魅力を感じない場合は、その会社はやめておいてもいいかもしれません。
外資系企業の企業理念には、創業者や会社の想いが、わずか数行の言葉に込められています。
今回は、スタバの例も見てみたいと思います。
会社のあるべき姿
企業理念とは、会社のあるべき姿を言葉にしたものです。
会社の方向性やあるべき姿、理想を明確に表しています。企業理念の考え方や捉え方はたくさんあるようですが、私は、シンプルにこう考えています。
ビジネスをする上で、何を大事にしているか、どのような価値観を持っているかを知ることができます。
判断の際の最重要基準
企業理念に基づいて意思決定します。
ビジネスには判断がつきものです。日々、個人としても会社としても、多くの判断をしています。判断に迷うとき、特に大きな判断のときには、企業理念を振り返ってはいかがでしょうか?
グローバル企業、スタバの企業理念は?
OUR MISSION
人々の心を豊かで活力あるものにするために
ひとりのお客様、一杯のコーヒー、 そして一つのコミュニティから
OUR VALUES
私たちは、パートナー、コーヒー、お客様を中心とし、Valuesを日々体現します。
(中略)
私たちは、人間らしさを大切にしながら、成長し続けます。
引用元:Our Mission and Values|スターバックス コーヒー ジャパン
シンプル!
ともてシンプルです。普段、私たちが、スタバを利用して、実際に体感していることが、2行だけで表現されています。
スタバで、一杯のコーヒーを飲むだけで、お店の雰囲気や店員さんの対応、そしてコーヒーの味から、その日を頑張る活力をもらえますし、1日が豊かになる気がしませんか?
それは、お店の場所や内装、味が云々よりも、単純に、スタバのミッションだからなのです。
ときどき、複雑で、何が言いたいかわからない企業理念を見かけることもありますよね…。
わかりやすい!
当たり前かもしれませんが、MISSIONとVALUESの両方に登場するくらいですので、スタバは「コーヒー」を中心に据えています。ですので、何があっても「コーヒーはやめて、タピオカティーにしよう!」とはならないはずです。
「スタバといえばコーヒー」、もっと言うと「コーヒーと言えばスタバ」というくらいのイメージがある理由はここにあるかもしれません。
Valueが曖昧で「この会社は何がやりたいんだろう?」という企業も見かけますよね…。
英語も見てみましょう!
外資系企業の企業理念をみるときは、必ず英文もチェックしましょう。
OUR MISSION
To inspire and nurture the human spirit - one person, one cup and one neighborhood at a time.
OUR VALUES
With our parners, our coffee and our costomers at our core, we live these values:
(中略)
We are performance driven, through the lens of humanity.
引用元:Mission Statement | Starbucks Coffee Company
もちろん、正式な日本語訳は、オフィシャルサイトの記載ですが、英語だとまた違った気づきもあると思います。企業の本当の企業理念を知るためにも、ぜひ、オリジナルの英文もチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、スタバを例に、外資系の企業理念を見てみました。
私はスタバが大好きです。日頃、好きだと思う会社は、もしかしたら、企業理念が自分自身とあっているかもしれません。転職のときも、決め手となったのは企業理念でした。
転職で外資系を選ぶ際の基準はたくさんあると思いますが、企業理念も、参考にしてみてはいかがでしょうか。
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外資系、ゴールデンウィークは休める?
もうすぐゴールデンウィークですね。緊急事態宣言のため、思うように外出できませんが、どのように過ごされますか?
ゴールデンウィークは、日本独自のものですが、海外との業務が発生する外資系でも、休むことができるのでしょうか?
外資系でも、ゴールデンウィークはしっかり休めます。
業種や職種にもよりますが、ゴールデンウィークは休めることが多いようです。今回は、私が見聞きした範囲で、外資系でもゴールデンウィークは休める理由をご紹介します。
祝日は休んで当然の文化
祝日は文字どおりお祝いの日。休むのが当たり前なので、海外からも理解してもらえる。
国や地域の文化によって異なると思いますが、海外では祝日に働くのはナンセンスなようです。
私の米国人上司によると、祝日は特別な日ですので、「祝日=休日」という文化が根付いているようです。
日本人が知っている米国の祝日を思い浮かべるだけでも、有名なものがいくつかあります。確かに、米国人が祝日に、一生懸命働いているイメージはありません。
- 独立記念日
- 感謝祭
- クリスマス
祝日を大事にする海外文化だからこそ、外資系でも、ゴールデンウィークは、休みやすいのかもしれません。
ちなみに、休みとは関係ありませんが、独立記念日は、Independence Dayという映画にもなっていますね。
数少ない祝日を大事にする
外資系は、休日にかける想いが強い。
海外の祝日は日本と比べて少ないと言われています。もちろん、一概には言えませんが、可能な範囲で海外の祝日を調べたところ、確かに少ないようです*1。
きっと、数少ない祝日を大事にしているのではないでしょうか。
- 日本 17日
- ブラジル 14日
- 米国 12日
- イタリア 12日
- フランス 11日
- メキシコ 11日
- オーストラリア 9日
- ドイツ 9日
こうして見てみると、祝日に関して、日本は恵まれているようですね。
*1 参照元:世界の祝祭日 | 国・地域別に見る - ジェトロ
ゴールデンウィークはタイミングがいい
イベントがない
ゴールデンウィークの時期は、決算などのイベントがないので休みやすいです。
多くの会社で、IFRS(国際会計基準)の決算に当たる12月末から1月初めは大忙しですので、日本人がゆっくり過ごしたいお正月は、海外では普通に仕事をしています。
ところが、ゴールデンウィークは、決算などの重要イベントがないため、休みやすいです。
落ち着いている時期
多くの外資系で第一四半期を終えたばかりで、JGAAP(日本会計基準)でも、4月から1ヶ月を終えたばかりですから、まだまだこれからという時期。
落ち着いていると言うと、気が抜けているようですが、実際、年末の追い込み時期程の緊張感はありません。
この時期に長期間休めなければ、いつ休めるんでしょうか…?
まとめ
今回は、外資系でも、ゴールデンウィークは休める理由をご紹介しました。海外の文化からすると、祝日は休みやすいはずです。
と言いつつも、海外の顧客相手のビジネスでは、どうしても休めない職種もあると思います。今回ご紹介したものは、あくまで社内的なものだと思っていただけるとありがたいです。
ゴールデンウィークを休める人は、しっかり休息をとって、英気を養いましょう。
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外資系、優秀なあの人はなぜ出世できないのか
外資系に転職して、「この人、すごいなぁ…。」と思う人にたくさん出会ってきました。しかし、不思議なことに、必ずしも皆んなが出世しているわけではありません。
どんなに優秀でも、会社のことを考えていない人は出世できません。
優秀なのに、出世できないとはどういうことでしょうか?今回はその理由を見ていきましょう。
会社のことを考えて働けるか?
出世するためには、会社のために働きましょう。
誰のために働くか?
皆さんは誰のために働いていますか?色々なことが思い浮かぶと思いますし、永遠の命題とも言えるかもしれません。
- 家族のため
- お客様のため
- 株主のため
優秀なのに出世しない人は、往々にして「自分のため」に働いています。働くことに、自己実現を強く求めているような人たちです(自己実現はいいことですが、それが強すぎるという意味です)。
出世したいのなら、迷わず会社のために働きましょう。会社は、従業員の家族やお客様、株主など、全ての関係者のためにビジネスを行なっているからです。
会社のミッションについていけるか?
会社のミッションを実現することで、結果的に、全ての関係者が幸せになるはずですし、企業とはそうあるべきです。
もし「会社は利益しか考えていない」などと思い、会社のために働くことに躊躇する場合、働くべき会社を間違っているかもしれません。
「会社のため」に働けるかどうか、会社のミッションや理念を改めて見返してみてはいかがでしょうか?
会社のことを考えて意見する
会社に文句を言うのではなく、会社のために意見しましょう。
会社の文句を言わない
会社の戦略説明会などでよくあるのが、優秀な社員が、戦略の矛盾みたいなものを突いてくるパターンです。
意見自体は的を得ているかもしれませんが、会社のために意見しているかどうかで、「単なる文句」か「会社のための提言」か、大きく変わってしまいます。
例えば、こんな一言があったらどうでしょうか?
- 「その戦略、他社で失敗しています。他社の失敗事例をやってもうまくいかないと思いますが…。」
これでは、経営陣もいい気はしません。優秀だけど、ちょっと小うるさい、使い勝手の悪い社員のレッテルを貼られるかもしれません。
会社のために意見する
先程のものを少しアレンジするだけで、前向きな言い方になります。
- 「その戦略、他社事例もリサーチしてはいかがでしょうか?他社で成功例があれば、当社でブラッシュアップして取り入れてはいかがでしょうか…。」
「会社のため」であれば、発言方法も変わります。経営陣としてもありがたいですし、戦略を理解してサポートしてくれる社員と思ってもらえるかもしれません。
文句と意見は違います。良かれと思って言った内容が、文句にならないような工夫も必要ですね。
成績の優劣は重要ではない
成績が悪くても出世できます。
能力差は大したことがない
個人の能力は、はっきり言って大差ありません。1番は別格かもしれませんが、2番や3番、何ならトップ10まで比べるとどうでしょうか?きっと、どんぐりの背比べだと思います。
出世には、目の前の成績以外のプラスαが必要です。具体的には、1番の社員をマネジメントする能力があるかどうかなのです。
優秀な社員をマネジメントする
出世する社員には、優秀な社員をマネジメントして、チームや会社としてのパフォーマンスをさらに高めるスキルが、求められます。
成績が悪くても、マネジメント能力が高ければ、出世の可能性はグッと上がります。最終的には、会社のマネジメントができるかどうか、そのポテンシャルを持っているかどうかが重要です。
プロ野球などでも、監督やコーチになってから、才能を発揮される方も多いですよね。
まとめ
出世は、成績だけでは決まりません。このことを理解していないと、優秀なのに出世できない社員になってしまいます。
会社は、会社のミッションをともに果たせる人材を求めているのです。
優秀であるに越したことはありませんが、ミッションにかける想いや情熱みたいなものが、会社という巨大組織を動かすために必要です。
自分自身が、優秀なのに出世しないと思ったら、何が足りないか振り返ると、すぐに出世の道にありつけるかもしれません。
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外資系の出世 目立ってナンボ
出世は、ビジネスパーソンが避けて通れない話しです。
役職なんてただの肩書きだと思いつつも、やっぱり気になりますし、本人が気にしなくても、家族やご近所の奥様も気にしています。
外資系では、普通に仕事をしても出世できません。とにかく目立つことを考えましょう。
出世にはメリットも多いので、目指せるのであれば、どんどん上を目指してはいかがでしょうか?
普通に仕事をしても目立てない
外資系では待っているだけでは興味を示してもらえません。
みんな目立ちたがり屋
外資系は、みんな目立ちたがり屋です。嘘はつかないまでも、自分の成果を誇張してアピールするような社員ばかりです。
普通に仕事をしても、相当な成果を残さない限り、目立てません。
もし出世したければ、自分自身の成果と、「出世をしたい」ことをアピールしなくてはなりません。
2番手でも大丈夫
トップ営業マンが、寡黙で真面目なタイプだったらどうでしょうか?内に秘めた想いがあったとしても、外に出さなければ周りに伝わりません。
2番手や3番手が「次は、○○をやりたい!」と言えば、その希望が叶う可能性はグッと高くなります。やっぱりアピールが大事なのです。
アピールは、日本人にとっては、苦手分野かもしれませんが、それでもアピールしないことことには、引っ張ってもらえません。
うまくアピールすることも、スキルの一つですね。
とにかく目立ってみる
良くも悪くも知名度がないと出世コースには乗れません。名前を売って有名人になりましょう。
プロジェクトなどに参加する
会社には、色々なプロジェクトや活動があるはずです。部門横断の全社プロジェクトから、チーム内のちょっとした役割まで、視野を広げればたくさん転がっています。こういったものに参加し、真面目に取り組めば、きっと何らかの実績を残せると思います。
- 〇〇プロジェクト
- 〇〇委員会
- 〇〇リーダー
実績が作れなくても、単に参加するだけでも構いません。参加者は、名前も覚えられますし、ネットワークも広がります。一つだけでなく、二つ三つとやることで、必ず知名度は上がります。
発信を増やす
自分自身の存在をアピールし、人となりを伝えるために、発信を増やしましょう。
方法はものすごくシンプルです。
- 社内SNSで自分の考えを発信する
- 大人数が集まる会議で質問をする、意見できればなお良し
- キッカケを作って偉い人にメールする
偉い人たちは、常に人材を探しています。社員が発信する質問やメッセージにある背景、人となりなどは、常に色々なところでアンテナを張っています。
密かに目立つ
目立つというのは、何も拍手喝采を浴びることだけではありません。知らないうちに、名前が売れていることもあり得ます。
私も色々とプロジェクトに出ていると、
- 「○○部で空きが出るから、良い人いない?」
- 「あのプロジェクトはかなりの成果が出たらしいけど、誰か良い人いた?」
などと聞かれることがあります。
こっそり耳打ちした人が、「あぁ、やっぱり異動したな。」となることも実際に目にしています。
あなたの発信を、見る人はきっと見ています。逆に、発信しないと見てもらえないかも…。
まとめ
30過ぎの頃、あるエグゼクティブから「今のままだと埋もれてしまうよ。」と言われました。それなりに活躍していると思っていた頃なので、ショックでした。
ちょっと優秀だったり、デキる社員は、たくさんいます。その中で、出世するためには、個性を発揮して、やっぱり目立つこと。目立つことで、非難もされますが、そこから学ぶことで、さらなる成長が期待できます。
皆さんも、出世に興味があれば、まずは目立ってみてはいかがでしょうか。
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