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外資系ビジネスパーソンのよもやま話し

外資系、激務なブラック企業!?

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外資系の働き方について、どのようなイメージを持っていますか?

  • 5時でキッチリ終わる
  • 24時間バリバリに働く

答えになっていなくて申し訳ありませんが、答えは、どちらも正解。会社によりけりと言ったところでしょうか。

ただ、5時でキッチリ終わらせる文化の会社の方が多いような気がしています。

世間的には、24時間バリバリに働くイメージが多いようですし、そういう方もいらっしゃるのだとは思いますが、実態はちょっと違うような気がします。

今回は、外資系の働き方について、シェアしたいと思います。

 

 

早朝&深夜のミーテイングが多い?

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結論

深夜や早朝のミーティングはあります。

 

北米の場合

時差の関係で、米国の夕方は日本の早朝です。

米国とミーティングするときには、日本時間の朝7時からシカゴの同僚とミーティングすることもあります。

ただ、ここでハッキリしておきたいのは、毎日、米国とのミーティングあるわけではありません。

米国の同僚も時差を理解していますから、毎日ミーティングをすることが非効率だということは百も承知です。

 

欧州の場合

欧州であれば、日本時間の夕方が欧州での早朝になります。

従って、少し残業することにはなりますが、それほど、無理のない時間でミーティングが可能です。

国と国が1対1でのミーティングは、お互いに気を使いながら、無理のない時間を選んでいますので、それほど苦にはなりません。

 

ワールドワイドの場合

問題は、グローバルで複数の国が集まる場合です。

米国、欧州、アジアなど複数の地域にまたがる場合は、確かに、とんでもない時間になることもありますが、本当に稀ですし、そういった無茶な時間のミーティングでシェアされる内容は、重要でないことが多いです。

なぜなら、大事であればあるほど、多くの同僚が参加できるような伝達を行うからです。

例えば、グローバルのCEOメッセージなどは、同じ内容のミーティングを地域ごとに開催します。もちろん、CEOにとっては、深夜や早朝にはなりますが…。

少なくとも、私自身は、深夜や早朝のミーティングで、苦労したことはありません。

 

24時間メールの嵐?

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鳴り続けるスマホ

外資系では、世界各国からメールが届くため、24時間何らかのメールが届くのは事実です。

朝届いているメールは、日系企業より多いと思います。

外資系エグゼクティブは、メールを24時間チェックしていて、いつでも返信すると聞くこともありますが、もしかすると、このような話しが誇張されて、外資系は、24時間休みなく働いているように思われているかもしれません。

但し、エグゼクティブのメールは、スマホでサッと送ることができる、「Aproved(承認)」や「Ok to go(進めてくだい)」の一言だったり、長くても2,3行の箇条書きがほとんどです。

つまり、返信といっても、LINEをするような感覚とそれほど変わらず、PCに向き合ってじっくりと打つようなものではありません。

 

週末のメールチェック

実際、私は、エグゼクティブではありませんが、メールは即レス派なので、プライベートの時間や週末であっても、スマホに届いたメールは必ずチェックし、返信も転送もしますが、長文になるようなものは、さすがに返信しませんし、週末の外出先ではそこまでできません。

私に限らず、同じようにメール対応している同僚もいます(労務管理の面からは好ましくありませんが…)。

外資系では、メールが24時間届くのは本当ですが、決して24時間PCと向き合っているわけではありませんし、24時間いつでも返信しているわけではありません。

 

残業無制限?

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本当に深夜まで働いているの?

「深夜まで働いて今日も終電だよ」「いやいや、終電すらないからタクシーだよ」といった話しを聞くことがあります。

もしかしたら、そのような方もいるのかもしれませんが、これは外資系企業だけではなく、日系企業でも同じだと思います。

もし、このような話しを聞くとしたら、会社自体がブラックか、たまたまそのような日や時期があったことを、武勇伝のように大袈裟に語っているだけということがほとんどではないでしょうか?

 

外資系にもルールがある

外資系といえども、日本国内で日本の法律に則って事業を行なっています。

行き過ぎれば、労働基準監督署にも目をつけられますし、外資系の残業だけが、無制限に許されるなどということは決してありません。

むしろ、海外では残業すること自体が多くありませんので、日本の残業文化に厳しい目を向けられます。

残業はコストにも跳ね返ってきますし、グローバルに見れば日本の人件費はまだまだ高額ですので、コスト管理の面でもシビアに見られます。

外資系は、激務で残業がキツい、競争が厳くて死ぬ気で残業して働いている…などという話しは、ある意味では本当だと思いますが、それが即ち、残業無制限というわけではありません。

 

まとめ

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さて、今回は、外資系の働き方の一部を見てみました。おそらく、外資系のイメージとは少し違う面をシェアできたのではないかと思います。まだまだ、外資系の働き方については、ご紹介したいことがありますので、日を改めて書いていきます。

 

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