TOKU’S BLOG

外資系ビジネスパーソンのよもやま話し

外資系のオフィス、オシャレって本当!?

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皆さんはどのようなオフィスで働いていますか?

流行りの小洒落たオフィス、フリーアドレスのオフィス、もしかするとテレワークでシェアオフィスで働いている方もいるかもしれません。

最近は、日系企業にもオシャレなオフィスが増えてきていますが、オフィス環境に関しては、外資系が先行しているように思います。

仕事柄、森ビルや東京ミッドタウンの外資系企業のオフィスにお邪魔することがありますが、外資系のオフィスは洗練されて美しいです。

今回は、外資系オフィスの特徴を見ていきたいと思います。

 

 

ハリウッド映画のような個室

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日系企業でも同じですが、エグゼクティブになると個室を充てがわれます。

日系企業では、他とは完全に遮断された個室が多いと思いますが、外資系では、ガラス張りの個室が多いです。

ハリウッド映画で、ちょっとした内緒話しをするときに、中の人がピシャッとブラインドを閉める、あのイメージです。

会社にもよりますが、日系企業は重厚なやや暗いイメージがですが、外資系ではどちらかというと、明るく開けたイメージが多いです。

日系企業にいるときは、エグゼクティブの部屋に入るのは、その重厚感から非常に緊張しましたが、外資系ではそれほど緊張しません。

ただ、ブラインドピシャッとされるときには、さすがにドキッとしますが…。

 

ガラス張りの会議室

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会議室もガラス張りが多いです。

オフィスによっては、来客スペースと会議室スペースを兼ねているため、個人情報保護が気になるところですが、カーテンやブラインドがあれば大丈夫なのでしょう。

とにかく、やたらとガラス張りが多いイメージです。

日系企業との違いは、いつでも海外オフィスなどとやり取りができるように、大きめのモニターや電話システムなどが備えてあることでしょうか。

また、来客スペースも兼ねていることから、いわゆるオフィスチェアーなどとは違い、やや高価なものが使われている印象があります。

写真のような会議室がズラッと並んでいて、各部屋ごとに名前が付けられていることもあります。

海外本社のある都市の名前や惑星の名前だったり、あえて、和風の名前を付けている会社も見たことがあります。

会議室の名前にまでこだわるのは、外資系らしいと思いました。

 

充実のコミュニティスペース

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外資系ではコミュニティスペースが充実しています。

オフィスには、コミュニテイスペースがあることが前提となっているようです。

ランチやちょっとした休憩はもちろんのこと、簡単なパーティーをすることもあります。

日中は、自前のノートPCを持ってきて、コミュニティスペースで仕事をしている社員も少なくありません。

コミュニティスペースには、ちょっとした、お菓子やコーヒーなどが置いてあることもあります。

私のオフィスでは、軽食類は有料なのですが、海外からの訪問者が、オフィスグリコを無料だと思ってお金を払わずに食べてしまった…などいう話しもあります(もちろん、後日、グリコさんにはお支払いしています)。

他にも、デジタルサイネージを使って、自社のイメージビデオや各部署からのお知らせを流しているオフィスもあります。災害時には通常のテレビとしても使用できますので、いざというときにも役立ちます。

 

ブランドイメージの徹底

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外資系は、ブランドイメージを大事にしますので、オフィスガイドラインを持っている会社もあります。

グローバルで一貫したオフィスデザインとなっており、世界各国で似たような雰囲気になっています。

私も、いくつかの海外のオフィスに行きましたが、入った瞬間から「当社らしいな」という印象を持ちました。

ガイドラインでは、使用できる色や素材、オブジェのデザインにまで指定があり、かなり細かなものになっています。

ブランドイメージを保ち、従業員のロイヤリティを上げることにも一役買っているのではないかと思います。

 

まとめ

さて、今回は、外資系のオフィスについてご紹介しましたが、少しでもイメージを持っていただけたでしょうか?

映画で見るほどの豪華さはありませんが、それでも、かなり洗練されていますし、こだわりもお分かりいただけたかと思います。

文中の写真も、私がこれまで実際に見たことがあるようなものを選んでいますので、少しでもご参考になれば幸いです。

 

外資系、激務なブラック企業!?

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外資系の働き方について、どのようなイメージを持っていますか?

  • 5時でキッチリ終わる
  • 24時間バリバリに働く

答えになっていなくて申し訳ありませんが、答えは、どちらも正解。会社によりけりと言ったところでしょうか。

ただ、5時でキッチリ終わらせる文化の会社の方が多いような気がしています。

世間的には、24時間バリバリに働くイメージが多いようですし、そういう方もいらっしゃるのだとは思いますが、実態はちょっと違うような気がします。

今回は、外資系の働き方について、シェアしたいと思います。

 

 

早朝&深夜のミーテイングが多い?

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結論

深夜や早朝のミーティングはあります。

 

北米の場合

時差の関係で、米国の夕方は日本の早朝です。

米国とミーティングするときには、日本時間の朝7時からシカゴの同僚とミーティングすることもあります。

ただ、ここでハッキリしておきたいのは、毎日、米国とのミーティングあるわけではありません。

米国の同僚も時差を理解していますから、毎日ミーティングをすることが非効率だということは百も承知です。

 

欧州の場合

欧州であれば、日本時間の夕方が欧州での早朝になります。

従って、少し残業することにはなりますが、それほど、無理のない時間でミーティングが可能です。

国と国が1対1でのミーティングは、お互いに気を使いながら、無理のない時間を選んでいますので、それほど苦にはなりません。

 

ワールドワイドの場合

問題は、グローバルで複数の国が集まる場合です。

米国、欧州、アジアなど複数の地域にまたがる場合は、確かに、とんでもない時間になることもありますが、本当に稀ですし、そういった無茶な時間のミーティングでシェアされる内容は、重要でないことが多いです。

なぜなら、大事であればあるほど、多くの同僚が参加できるような伝達を行うからです。

例えば、グローバルのCEOメッセージなどは、同じ内容のミーティングを地域ごとに開催します。もちろん、CEOにとっては、深夜や早朝にはなりますが…。

少なくとも、私自身は、深夜や早朝のミーティングで、苦労したことはありません。

 

24時間メールの嵐?

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鳴り続けるスマホ

外資系では、世界各国からメールが届くため、24時間何らかのメールが届くのは事実です。

朝届いているメールは、日系企業より多いと思います。

外資系エグゼクティブは、メールを24時間チェックしていて、いつでも返信すると聞くこともありますが、もしかすると、このような話しが誇張されて、外資系は、24時間休みなく働いているように思われているかもしれません。

但し、エグゼクティブのメールは、スマホでサッと送ることができる、「Aproved(承認)」や「Ok to go(進めてくだい)」の一言だったり、長くても2,3行の箇条書きがほとんどです。

つまり、返信といっても、LINEをするような感覚とそれほど変わらず、PCに向き合ってじっくりと打つようなものではありません。

 

週末のメールチェック

実際、私は、エグゼクティブではありませんが、メールは即レス派なので、プライベートの時間や週末であっても、スマホに届いたメールは必ずチェックし、返信も転送もしますが、長文になるようなものは、さすがに返信しませんし、週末の外出先ではそこまでできません。

私に限らず、同じようにメール対応している同僚もいます(労務管理の面からは好ましくありませんが…)。

外資系では、メールが24時間届くのは本当ですが、決して24時間PCと向き合っているわけではありませんし、24時間いつでも返信しているわけではありません。

 

残業無制限?

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本当に深夜まで働いているの?

「深夜まで働いて今日も終電だよ」「いやいや、終電すらないからタクシーだよ」といった話しを聞くことがあります。

もしかしたら、そのような方もいるのかもしれませんが、これは外資系企業だけではなく、日系企業でも同じだと思います。

もし、このような話しを聞くとしたら、会社自体がブラックか、たまたまそのような日や時期があったことを、武勇伝のように大袈裟に語っているだけということがほとんどではないでしょうか?

 

外資系にもルールがある

外資系といえども、日本国内で日本の法律に則って事業を行なっています。

行き過ぎれば、労働基準監督署にも目をつけられますし、外資系の残業だけが、無制限に許されるなどということは決してありません。

むしろ、海外では残業すること自体が多くありませんので、日本の残業文化に厳しい目を向けられます。

残業はコストにも跳ね返ってきますし、グローバルに見れば日本の人件費はまだまだ高額ですので、コスト管理の面でもシビアに見られます。

外資系は、激務で残業がキツい、競争が厳くて死ぬ気で残業して働いている…などという話しは、ある意味では本当だと思いますが、それが即ち、残業無制限というわけではありません。

 

まとめ

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さて、今回は、外資系の働き方の一部を見てみました。おそらく、外資系のイメージとは少し違う面をシェアできたのではないかと思います。まだまだ、外資系の働き方については、ご紹介したいことがありますので、日を改めて書いていきます。

 

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在宅ワーク 自分らしく働いた2020年

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コロナ禍という言葉を聞くようになって、そろそろ1年になります。

思えば、多くのことが変化した激動の1年でした。まだまだ世界規模で大変な時期ではありますが、今回は、個人的に大きく変わった働き方について書いてみたいと思います。

 

 

自分らしさの再発見

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在宅ワークを通じて「自分らしさ」再発見した気がします。今までは、ひたすらに走り回っていた自分がいましたが、ふと立ち止まり、自分ならではの時間を過ごすことで、自分が大事にしていたものや、価値観に気付かされました

もともと、週に一回程度の在宅ワークやフレックス勤務などを活用していましたが、それでも、毎朝の満員電車、事務作業のための出勤、付き合いのお酒などはもちろんあります。

在宅ワークでは、こういったことがなくなり、代わりに自分だけの時間が生まれました

新たな時間で、読書や映画鑑賞をしたり、子ども供と過ごすなど、ありきたりですが、これまではじっくりとできなかったことを楽しんでいます。

元々、読書好きではありますが、どうしてもビジネス書や実用書に偏りがちでした。この一年は、新たなジャンルの本にもチャレンジしていますし、昔読んだ本を読み返したりしています。

映画鑑賞も、ストレス発散の要素が強かったのですが、お気に入りの監督や俳優の映画を深掘りしたり、評論家のレビューも参考にしつつ芸術的な観点も意識して見るなど、これまでとは違う視点で楽しめるようになりました。

また、子どもと過ごす時間も増えたことで、その成長をより身近に肌で感じることができ、子供の笑顔を以前にも増して可愛いと思えるようになりました。何よりも、家族と過ごす時間が本当にかけがいのないものだと気づきました。

自分らしい時間を過ごすことによって、忙しさに呑み込まれない、ありのままの自分がどんなであったかを再確認できました。

 

自分らしく働く

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そして、仕事への取組み方や考え方も、少しだけ変わりました

これまでは、圧倒的に仕事が最優先でしたが、ほんの少しそのポートフォリオ(配分)変わりました。大半を占めていた仕事が少し減り、その分、趣味や家族の割合が増えました。

趣味や家族といった、より自分らしい部分のポートフォリオ増えたことで、これまでよりも素の自分を出せるようになり、仕事にも楽な姿勢で臨めるようになりました。

少しガツガツしていた部分は丸くなり、反対に、オブラートに包んで敢えて丸くしていた部分は、包み隠さず出していけたりと、バランスがよくなった気がしています。

これまでは、あるべき姿みたいなものを描きつつ仕事をしていた部分もありましたが、ありのままの姿勢で取組むことで、自分らしく働けるようになりました

自分らしい無理のない心のバランスを保つことでストレスも軽減され、仕事の効率も上がったと思っています。

 

みんなに感謝

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さて、最後になりますが、コロナ禍で、私自身ができることは本当に限られています。医療従事者の方などが、本当に深刻な状況で、それこそ自分らしさを犠牲にしつつ働いている中、私としては、目に見えることは何もできません。こんな状況で、コロナ禍に立ち向かう全ての方達に、本当に感謝しています

私にできるわずかなこととしては、感染拡大に悪影響を与えないように、Stay Homeを心がけるなど、自分にできることをきっちりやることくらいです。

在宅ワークもその一つだと思って取組んでいます。コロナ禍が続く限りは、社会の一員として、今後も継続して取組んでいきたいと思っています。

 

#この1年の変化

会議でやめたい5つの言動 ファシリテーター目線

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先日、テレビのバラエティ番組を見たのですが、感想は「司会者うまい!」でした。

私は、ミーティングのファシリテーターを定期的に務めているのですが、参加者をうまく仕切るのは、そう簡単ではないのです。

今回は、ファシリテーター目線でやめてほしいと思う、5つの言動をシェアします。

 

 

① ダラダラ喋らないで

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ファシリテーターは、時間内にキッチリ会議の目的を達成しなくてはなりません。

そんな中、ひたすらダラダラ喋る参加者もいます。

本人は言いたいことを言い切って満足気ですが、こちらとしては大迷惑。

時間は限られているので、他の方の発言を短くしたり、議題を減らすなどの調整が必要になってきます。

テレビの世界では、後から上手く編集することもできるようですが、ライブのミーティングではその場で調整するしかありません。

 

② 余計なことを言わないで

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ミーティングの議題が明確な場合、話しを脱線するのはNGです。

ポイントを外したコメントが偉い人の琴線に触れてしまうと、ドツボにハマってもう抜け出せません。

「その点は別途話し合いましょう」と言えばいいのですが、会議の雰囲気や状況によっては、話しを遮るのに勇気がいります。

ちゃんと議題に沿った発言をしましょう。

 

③ 沈黙はやめて

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参加者が他の方に「ご意見ありますか?」と尋ねることがあります。

このときの沈黙はやめましょう。

賛成なのか、反対なのか、せめて何か発言してもらわないと、前に進みません。

ファシリテーターとして、適切な方に発言を求めますが、得意げな顔で「当たると思ってました。」と言われることもしばしば。

当たると思っていたなら、さっさと意見を述べましょう。

 

④ エレベーターで本音を語らないで

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会議終了後、何も意見しなかった参加者から、エレベーターなどで「あの件、本当は反対なんだよね…」と言われることがあります。

何らかの理由で反対することを躊躇してしまい、ファシリテーターの私に話して、自分も反対意見を述べた形にしたいようです。

このような意見を汲むことはできないため、「会議中に仰っていただかないと私にはどうしようもありません。」とあしらいます。

他にも、メールや電話で連絡されることもあります。

いちいち聞いているとキリがないので、一切耳を貸しません。

 

⑤ 人を指さすのはやめて

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「この件は、〇〇さんも関わっています…。」などと、他の人を指さす参加者がいます。

答えに窮したり、数字で詰められたときに起こりがちですが、これも困ったものです。

他にも「〇〇さんとも話したんですが…」などと、あたかも〇〇さんも合意しているかのように意見を述べる人もいます。

怪しいと思ったときには、〇〇さんにも話しを振って、本人の意見も聞きます。

 

まとめ

ファシリーテーションをしていると苦労の連続です。

うまくまとめるのがファシリテーターの仕事ですが、参加者の皆さんと一緒になって、ミーティングを成立させたいと常に思っています。

あなたが参加するミーティングでは、ぜひファシリテーターが嫌がる行動を避けて、会議運営に協力してみてください。

 

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女性活躍を阻むオジサンの壁

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女性活躍の話しを聞くと、あたかも女性が活躍していないかのように聞こえてしまうのがイヤですが、会社などでの地位(役職)の向上という意味であれば、やはりまだまだ改善が必要なのでしょう。

ちなみに、私はもちろん女性活躍には大賛成です。

外資系では、女性のエグゼクティブも珍しくなく、ある日突然、女性上司がやってきても特に驚きはありません。

現に、私の会社のAPAC(アジア太平洋地域)のトップは女性です。

一方で、社会全体としては、またまだ女性活躍が進まないとのことです。いったいなぜ進まないでしょうか?

今回は、会社にいるオジサンの視点から考えてみます。

 

 

オジサンの仲間意識

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例えば、偉くなったオジサンが何をするかというと、直下のポジションとしますをお友達で囲います。

右向け右でちゃんと右を向いてくれる部下、自分の考えに同調して言うことを聞いてくれる部下、そして、飲み会で率先して酒を注いでくれる部下がやっぱり可愛いのです。

そして、その中でも優秀な部下は、主要なポジションに就けさせたいと思います。

自ずと、主要ポジションの人材登用は、ある意味では、保守的なものになり、新参者の女性を登用することは、難しくなります。

これは、もっと上の役員レベルになっても同じではないかと思います。

さすがに役員ともなると、会社の利益のことを考えますから、お酌云々の話ではないと思いますが、とはいえ、主要なポジションに、新参者を就けさせるのは抵抗があるはずです。

例えば、会社で一番大きい営業部の部長職に、突然、女性を抜擢することができるかといえば、なかなか難しいと思います。

当然、部長は大きな職責を担うわけですから、万が一、失敗した場合には、役員の任命責任も問われてしまいます。実際には誰がやっても困難な職務だとしても、”女性”だから、失敗したなどと言われかれないためです(何とも酷い話です)。

こういった事情から、どうしても、女性登用において、チャレンジングな人事ができないのです。

 

オジサンの危機感

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偉くなるオジサンたちには、それなりのエゴがあります。

純粋に会社の利益を追い求める人材もいるとは思いますが、それでも、発言力や影響力を持ちたいといったマインドは持っているはずです。

そういったマインドがなければ、そもそも偉くなる必要がないのですから。

こういった人達は、役職定年を迎えた後や、定年後の再雇用でも、一定の影響力を残したいと思うようです。

そうすると、やはり、自分の息のかかった部下を登用しておかないと、自分が役職を降りた時に、影響力を残すことができません。

「実際に、A部長は、Bさん(元部長)の部下だったから、Bさんがちょっと何か言うと、どっちが部長かわからないよね。」みたいなことはよく聞く話しです。

万が一にでも、仕事のできる女性を登用してしまうと、その職を下りた後に、影響力を残すことができないことを懸念するオジサンもいるはずです。

こんなつまらない理由で女性登用が進まないと思うと、悲しい限りです。

 

男子校に染まったオジサンたち

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今の会社を男子校に例えるなら、突如、男子校が共学になっても、女性との接し方がわかりません。

  • モチベーションの上げ方
  • 対話の仕方
  • 仕事への不安の解消
  • パワハラ・セクハラへの注意など…

ある日、男子校に慣れたオジサンたちは、女子の転校生がやってきても対処ができません。

 

まとめ

今の企業は、まだほとんどが男性社会です。

男性社会を回しているオジサンたちが変わらない限り、今後も、女性活躍は進められないと思います。

では、どうすればいいのか?そもそも女性活躍推進のメリットは?などといったことも、 今後、改めて書いていきたいと思います。

 

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外資系の英語レベルの真実

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外資系社員の英語力はどのくらいでしょうか?

バイリンガルの巣窟、ネイティブ並みのペラペラばかりでしょうか?

実はそれほどでもないのです。

今回は、外資系の英語力の実態を、レベルごとに見てみましょう。

 

 

英語ペラペラで怖いものなし

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日本語より英語の方が慣れているというレベルが確かに存在します。

幼少期を海外で過ごしたバイリンガル、10年以上の海外勤務経験者、インターナショナルスクール卒業生など。

このレベルとなると、外資系の中でも本当に一握りです。普段の生活でもなかなか目にしないレベルではないでしょうか?

但し、英語力を活かすために外資系に入る人も多いので、もしかすると、日系企業よりは多いかもしれません。

 

ギリギリでネイティブと渡り合える

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専門分野なら大丈夫

自分の専門分野やビジネスであれば、ギリギリでネイティブと渡り合えるレベルです。

恐らく、このレベルが最も多いのではないかと思います。

高校や大学までに学んだレベルよりは高いですし、ビジネスの場を乗り越えているため、側からみればペラペラに見えます。

ところが、専門分野以外の単語や言い回しが分からなかったり、話題が多岐に及んだ場合などには、ついていくのがやっとというレベルです。

側から見るほどペラペラではなく、まだまだ英語には苦労しています。

  • 事前に準備したプレゼンができる
  • ネイティブに気を使ってもらえば、電話会議ができる
  • 日常的な読み書きは問題がなく、ネイティブとメールや、チャットでのタイムリーなやりとりができる
  • 専門分野であれば通訳ができる
  • 子ども向け映画であれば字幕なしでほぼ理解できる
  • 海外旅行においての基本的な会話は全く問題なくできる

 

オールジャンルOK

専門分野以外の雑談や食事の場でも一通りの会話を繰り広げることができるレベルです。

このレベルでは、ノンネイティブではあるものの、ほぼ全ての話題を話すことができるため、ネイティブのウケも非常に良く、どんな環境にも臆せず入っていけます。

日頃の英語学習の努力に加えて、最低でも1年以上の海外滞在歴がないと達せられないレベルという印象です。

  • 複数のネイティブが繰り広げる会話を理解できる
  • 英国、米国以外、例えば、シンガポールや香港などの英語のリスニングができる
  • 仕事以外の話題、例えば、食事会での幅広な話題への参加ができる
  • BBCやCNNなどのニュース、子ども向け以外の映画を字幕なしで理解できる

 

まったく話せない

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英語に興味がなく、仕事でも全く使わないレベルです。

外資系と言えども、日本人同士で完結するビジネスもたくさんあります。その中で仕事をするのであれば、英語は一切不要です。

外資系だからといって、必ずしも全員が全員、英語を話せるわけではありません。

 

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

外資系の社員も全員が英語を話せるわけではなく、いくつかのレベルが混在しています。必ずしも、外資系イコール英語ペラペラではないのです。

 

外資系が在宅ワークに強い3つの理由

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緊急事態宣言が発令されて、オフィスワーカーに在宅勤務が求められる中、実際には在宅勤務が進んでいないとの報道を見かけます。

私は、この記事を書いた時点で、11ヶ月間まったく会社に行かず、同僚や上司とも会わずに在宅勤務をしています。

外資系ではなぜこのようなことが可能なのでしょうか? 

 

 

① リスクマネジメントの徹底

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「もし」に備える

外資系では、リスクマネジメントの基本が徹底されています。

  • リスクの特定
  • 課題の洗い出し
  • 対策の検討

もし、あなたが倒れたら、お客様に迷惑はかけないでしょうか?会社のビジネスは継続できますか?誰が家族の面倒を見るのでしょうか?

外資系はこれらの「もし」に備えています

コロナ第二波は、来ないことを願いつつ、それでもやっぱり来ると思っていた波。

第一波から学び、リモートワークのツールや社員のコミュニケーション、必要なコストなど、全てを洗い出して、対応をシュミレーションしています。

 

大切にしたい人たち

外資系では、常に大切にしている人たちがいます。

  • お客様
  • 従業員とその家族
  • 地域社会

危機的な状況でも、お客様に安定的にサービスを提供する、そして、そのために従業員とそれを支える家族の安全を確保します。

また、世界の様々な国や地域で事業展開する責任として、地域社会のことも考えます。

  • 社員が感染して、その家族が不幸な思いをしてしまったら?
  • 近くの飲食店で感染を広げてしまったら?
  • 医療機関に負担をかかてしまったら?
  • 日本全体に悪影響を与える一因になってしまったら?

外資系では、こういったことまで考えて、リスクマネジメントをしています。

 

② リモートワークに慣れている

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頻繁にあるリモートミーティング

外資系の社員は普段から海外とのやりとりが多く、頻繁にビデオや電話で会議をするので、そもそもリモートでのコミュニケーションに慣れています。

ビデオの向こうにずらっと並ぶ世界各国の同僚たちと、ときには和気あいあいと、ときにはけんけんがくがくと議論を交わしていますから、リモートワークはその延長に過ぎません。

 

工夫を続ける

もちろん期間が長くなれば、勝手が違うこともあります。

確かに周りにちょっとした相談をすることや、廊下などで雑談に花を咲かせるといったことはできなくなりましたが、変わりにチャットやメールのやりとりが増えましたし、電話での雑談も増えたかもしれません。

変化する環境に対応するために、工夫を重ねています

 

③ 絶対的に結果主義

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結果にコミット

外資系では仕事のプロセスではなく、結果が求められます。

仕事しているかの判断基準は、あくまで成果です。

  • OK 「今日どんな成果があったか?」
  • NG 「今日何をやっていたか?」

日頃から、与えられた環境下で、最大限の成果を残すことが社員に求められていますから、会社としては、きちんとした成果を得ることができます。

 

効率性を重視

ネットなどでは、部下が何をやっているか分からない、管理できないなどとの意見も見かけますが、結果さえ出せれば、外資系ではそのようなことはほとんど気にしません。

むしろ、好きな音楽を聴きながらの方が捗るかもしれませんし、ときには長めの休憩を取って集中力を高める方が、効率的かもしれません。

型にはまったプロセスではなく、効率的に結果を残すことを重視します。

 

 

外資系に転職した理由

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外資系の世界に果敢に挑んだと言いたいところですが、実は選んだ会社がたまたま外資系だったというのがホントのところです。

選ぶ際にはかなり迷い、慎重に慎重を重ねて決断しました。

 

 

そもそも転職のキッカケは?

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新卒で一部上場企業に入社し、ずっと何となく勤めていました。

バリバリの実績があるわけでもなく、成績も真ん中あたり、全くもって普通のサラリーマンになっている自分に気付きました。

30代を迎える頃に自分を見つめ直し、将来を考えたときに、これからも何となく勤めて、会社人生が終わってしまう思い、少しでも視野を広げ、新しい人生を切り拓こうと、転職を考えました。

 

外資系との出会い

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右も左も分からなかったため、転職エージェントで情報収集を始めました。

他業界へチャレンジも考えましたが、これまでの経験を活かして、30代のスタートを切りたいと思い、同業に限定して候補をピックアップ。

このとき、日系企業や一部上場などに絞らなかったことで、たまたまグッとくる会社を見つけました。

  • 理念がハッキリしている(顧客重視)
  • ビジネスが成長している
  • 同業他社なので経験がすぐに活かせる

様々な理由から顧客を後回しにしてしまった経験もあり、顧客本位というシンプルな理念、ビジネスが成長していて熱気が伝わってくる点、そして、これまでの経験を活かせることなどに惹かれました。

財務状況も、業界内では、やや高めの利益率にも見えます。

また、得意としている分野は、ややニッチであるものの、ほぼ確実に成長が見込める分野です。

とはいえ、曲がりなりにも一部上場企業に勤めてきた私としては、規模の小さな、しかも外資系という点に大きな不安がありました。

 

外資系への漠然とした不安

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ニッチなマーケットを主戦場としているため、マーケットが縮小した場合のリスクや、会社が小さいため、ビジネスに失敗すれば、すぐにでも日本から撤退するリスクもあります。

働く身からしても、福利厚生は少なく、住宅手当や教育制度もほとんどなさそうです。

何より英語ができませんし、外国の方と仕事をしたこともありません。

募集要項では英語不要とありましたが、ある日突然、外国人上司がやってくるかもしれません。

何より外資系という得体の知れない世界そのものに漠然とした不安がありました。

 

決断

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情報収集をするうちに、ラッキーなことに、その会社に知り合いがいることがわかりました。

どうにかその知り合いと接触する機会を得ることができ、会社内部の実態をリサーチすることができました。

福利厚生や給料、社風、人間関係、労働環境など、思いつくことは、ほとんど全て尋ねました。

大きな不安要素である英語も、普段は使う機会が全くなく、いざとなれば、そのときに勉強すれば何とかなりそうです。

一方で、撤退リスクなどは、どうしても拭えません。

しかし、当時はギリギリでまだ20代。

不安が完全に払拭できたわけではありませんが、万が一、失敗しても人生まだまだチャンスがあると思い、外資系への門を叩いたのでした。

 

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はじめまして!

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皆さんはじめまして!TOKUと申します。

新卒で日系企業に入り20代を過ごした後、外資系企業で10年近く働いています。

今は外資系金融機関(ノンバンク)で、予算作成やコスト管理を担当しています。

恐る恐る入った外資系企業ですが、今ではすっかりその楽しさに魅了され、どっぷり浸かっています。

あるボランティアで自分自身のキャリアを語ったことをキッカケに、平凡なサラリーマンでも、誰かの役に立てることに気付き、ブログを始めました。

皆さんのお役に立てるような、外資系のよもやま話しをつぶやいていきますので、ぜひお気軽に楽しんでください!